インフォメーション
年間130万人もの観光客が訪れる美瑛町。ゴールデンウィークが終わり、これから本格的な観光シーズに入る。
すっかり恒例となった「春の缶トリー作戦」が11日に行なわれた。美瑛観光の拠点と云える丘の道路をきれいに。冬の間に捨てられた空き缶やゴミなどを拾い集めた。
当日の参加者は約400名と過去最高を記録した。今や一番の活動組織となった美瑛高校、次いで美瑛中学生、すずらん大学、ディセンターすずらん、老人クラブ連合会、美瑛郵便局、建設業協会、青年会議、日赤奉仕団など多数の団体が参加者を募った。主催した美瑛ライオンズクラブ(村上健一会長は)は開会式で「事前集計した325名に、参加者がプラスアルファとなり過去最高の人員になった」と報告。参加者は用意したバス6台などに分乗し、パッチワークの路やパノラマロード等の丘に向った。
美瑛町商工会(西森和弘会長)の第19回通常総代会が16日に開かれ、25年度の事業計画や予算などが承認された。
西森会長は挨拶で「TPPに反対」と明言、農商工連携を訴えた。また「TPPを始めアベノミックスで経済が決して良くなるとは思わない、我々は一緒に協力し努力しなければならない」と会員の結束を呼び掛けた。
美瑛町農業振興機構が主催する「第50回美瑛町新農業人激励のつどい」が14日、JAびえい3階大ホールで開かれた。
新たに農業に従事する後継者や配偶者、そして新規就農者を激励する集い。本年度の新農業人は男性9名、女性7名の16人、会場には12名の新農業人が出席した。
同機構の代表理事の浜田哲町長や業務執行理事の大西昭男組合長らが、新農業人を激励。新農業人を代表して鴻上実佳さんが「私達は農業を先人から譲り受け、守り続けて次の世代に継いでいく。そのために安心な食材を提供出来る農業に取組んでいく」と決意を述べた。
美瑛町の24年度観光客の入込み数は133万2千人。23年比で17.9%、20万人の増。宿泊延数では23万5千8百人、同8.8%、約2万人が増えた。
上期102万人と昨年より18万人増えた。23年は東日本大震災などの影響もあり観光客は大幅に減った。その観光客が戻り震災前の22年度入込数をも越えた。
大きな要因に「青い池」人気がある。白金街道が渋滞するほどの人気は、ビルケの森のインフォメーションセンターの入込数の伸びからも推測できる。また昨年、夏場開設以来と言われるほどの観光客を集めた「四季彩の丘」。アルパカ人気もあり美瑛の観光拠点として脚光を浴びた。下期の入込数も31万人と前年より2万人増えた。青い池人気が秋の観光客を呼び込んだものと推測する。
小・中学生を対象にした「第1回こども陶芸展inびえい」の開催が決まった。
美瑛町白金で皆空窯を主宰する南正剛氏が、同氏の陶芸キャリアを活かし、子ども達に創作する喜びと豊かな情操の育成を図ろうと企画した。同氏は美瑛町に皆空窯を構え30年。日展会友としての活動は広く知られている。また町内でも公民館や分館主催の陶芸教室や、地域の子ども達に作陶指導をしてきた。特に地域の美沢小学校の陶芸教室は平成12年から続いており、茨城県笠間市の「全国こども陶芸展inかさま」の常連校として、毎年数多くの入賞作品を生み出してきた。
美瑛町は同氏の活動が地域文化の育成や活性につながる。町の進める「美しい村づくり」に資すると同展の支援を決めた。
南氏は同展が、より幅広く子ども達の参加を募る構想を持つ。各地の陶芸を通じた集いから、子ども達の作品が集る。その優秀作品をコンペティションする。そのための第一歩が今回の陶芸展と考えている。