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町長の行政報告の中で、置杵牛農産物加工交流施設の指定管理者の取消しが報告された。
同施設の指定管理者「㈲ファクトリーびえい」は、指定管理者としての継続が困難になったと町に辞退を申し出た。町は11月1日付で指定管理者を取消した。
同施設は当初、石川県の製餡業者が休校となっていた旧置杵牛小学校を活用し事業進出すると進められた。しかし業者は市場変化等を理由に進出計画を撤回した。
平成20年11月、町は国交省認定事業として置杵牛農産物加工交流施設を開設。この施設の指定管理者として「㈲ファクトリーびえい」を指名した。同社は㈱大金(金田道従社長)と町農業協同組合(大西昭男組合長)の2社が出資。美瑛の農作物を加工し製造販売すると開設したが稼働は少なかった。
同施設の今後の活用について町長は、「農協も加工場を用意してくれないか」との話が以前から来ていた。豆やアンコの加工等、付加価値付けが検討されてきた。「今回、農協もやってみたい、町物産公社も協力するという提案を頂いた」と述べ、「今後の施設の活用は農協が検討する」と報告した。
この施設の事業総額は約9千3百万円である。その大半の4千万円は農産物加工の機械導入に費やされている。今後、農協が加工したい品目として、豆やアンコを挙げている。何れもこの施設の装備で十分に対応できる。農協は今までもこの施設の出資者であり、実質的運営会社が撤退しても何も変わることはないのかもしれない。
福祉大会の一環としてすっかり定着した、児童生徒等の福祉作文が発表された。 今年も小学校の部で180点、中学校の部で156点と多数の応募作品が集まった。会場では各部門の入賞者が、想いを込めて発表し会場の拍手を浴びた。
☆福祉作文入賞者
〔小学校低学年の部〕
▽最優秀賞・石崎愛唯佳(美瑛小3年)「じいちゃんの手作りふくろう」
▽優秀賞・佐藤柊歌(美瑛東小1年)「おばあちゃん、おじいちゃん」
▽優秀賞・角田涼真(美沢小2年)「地しんと、つなみ」
〔小学校高学年の部〕
▽最優秀賞・小石川奈生(美馬牛小6年)「自分から」
▽優秀賞・尾川未来(美馬牛小5年)「あたりまえの優しさを」
▽優秀賞・柿沼まゆな(美進小4年)「美々(ミミ)の死」
〔中学校の部〕
▽最優秀賞・松澤史歩(美瑛中1年)「進む高齢化社会」
▽優秀賞・畠しおり(明徳中2年)「高齢者について」
▽優秀賞・水島絃(美瑛中1年)「幸せな家族とは」
びえい新聞では最優秀賞に輝いた3人の福祉作文を次週から順次掲載致します。
第41回美瑛町社会福祉大会が16日、町民センター美丘ホールで開かれた。主催は社会福祉法人美瑛町社会福祉協議会。町内の社会福祉関係者や民生委員児童委員、住民組織の代表者らが一堂に会した。
社会福祉協議会(社協)の青田義政会長は挨拶で、「今回の震災を機に絆や思いやりの大切さが再確認された。今迄やってきたことを反省、寂しい社会から温かい社会を目指さなければならない」と呼びかけた。
制服、教科書購入費や通学費…、入学者が減少する美瑛高校生(山本文朗校長)の志願者を増やそうと、美瑛町は積極的な支援に乗り出すことを公表した。
町は23年度も「美瑛高校教育振興後援会」に対し90万支援を予算化、生徒募集や就学支援を行なってきた。この支援額を来年度は約10倍に増やし約1千万円を予算化する方針。議員協議会で既に説明も済んでいる。今、来年度の予算編成の時期であるが、あえてこの時期に公表し、来年度の志願者の増を図る。
皆空窯の南正剛さんの作品が、日展(日本美術展覧会)に入選を果たした。
南さんの「氷烈紋」は白金が零下15℃以下になる寒い時期に上薬を野外で掛け、瞬間冷凍させて出来た結晶を焼き留める紋様。凍らせて紋様をつけるという独自の技法は高い評価を得ている。