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2013-03-16 12:58:00

平成24年度最後となる第4回景観審議会・自然環境保全審議会(野村祐司会長)13日、役場2階会議室で開かれた。

 

 議案は景観条例に基づく開発行為等の協議案件と、美瑛町景観計画の策定を進めている北海道大学観光学高等研究センターの状況報告の2案件。

 野村会長は「環境を守る、保全するという視点から協議して欲しい」と挨拶。

協議案件は、ソフトバンクモバイル㈱の携帯電話無線基地局の建設申請を受けたもの。同社は朗根内に40㍍アングル鉄塔、平和(水沢)28㍍のコンクリートポール、平和(新星)40㍍アングル鉄塔と、3件の建設計画を申請して来た。

 

高さが10㍍を超える鉄塔は、「美瑛の美しい景観を守る条例」に基づき、景観審議会に諮るなどして協議を行う。同審議会は今まで、携帯電話無線基地局の鉄塔建設は、同じ地域に乱立しないよう申請者に共架式の検討を要請して来た。

今回も共架方式の建設を求めたが、朗根内と水沢はNTT鉄塔の強度が不足。共架は出来ないと新設を求めてきた。また新星は近隣に他社の鉄塔は無い。

審議会は「景観」と「要望」の両立を模索し議論したが、議論の先に見えるものは無い状態に陥った。

西山委員(北大教授)が「NTTと協議して強度不足、ではソフトバンクの鉄塔を強化しNTTを移設したらどうか」と提案。「後から来たのだから経費が掛かってもやむを得ないのでは」とも。要は「美瑛に建てると経費が掛かる、ダメとは云わないがコストを負担して欲しいと決めたらどうか」と提案した。