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美瑛町社会福祉協議会(青田義政会長)が16日、福祉センターで新評議員の勉強会を開いた。
美瑛町社会福祉協議会(社協)は、昨年評議員選任規程を改定し評議員の定数を増員。住民の自治組織の代表66名を評議員に据えた。市街地域40名、農村地域23名の評議員は、地域が連携を深めるための施策。
勉強会は社協の組織概要から始まり、福祉とは何か、社協は何をするところと云った基本概念を共有化することが狙い。
社協が目指しているスキームは、「行政区長・町内会長」「福祉推進部長」「民生委員」の3者が、地域の実態を把握し情報を共有化して、課題を話合う。3者が一つのチームとなって地域の福祉活動を進めていくことが重要ですと説く。そのスキーム作りは「社協でアドバイスします」と説明する。
また社協の福祉事業の柱「1人暮らし高齢者への昼食会、訪問事業」、「地域コミュニティー創造事業」の概要を説明し協力要請。また社協の事業として「共同募金」がある。社協との関わりを説き募金に対する協力を要請した。
勉強会に参加した新評議員は地域自治の代表者。社協に対する厳しい要望も多々あり、指摘も厳しいものがある。ただ、地域の福祉課題を解決しようとの思いは皆同じ。今回の勉強会が、社協が地域に浸透して行くための第一歩になった。
美瑛町国際観光交流推進協議会(浜田哲会長)の総会が17日、役場庁舎2階で開かれた。
同協議会は22年11月に、諸外国と観光交流を図り友好親善と相互理解を深め、町づくりに寄与することを目的として発足した。
総会は23年度事業及び収支を報告、24年度の計画と予算案を承認した。
23年事業として、韓国・台湾・中国との交流が報告された。韓国は美しい村の活動を通じて、7月に韓国から観光サポーターズ6名が来日。北海道の魅力や美瑛の町づくり等を紹介。また8月に、浜田町長を団長に8名で訪韓。「韓国で最も美しい村」連合総会に出席、観光業者やメディア、政府関係者等と観光振興の推進について意見交換する。
台湾との交流は12月、親交のあるアダージオ(本部・台湾)からの公式招聘に応え、浜田町長を団長に8名で訪台。台湾建国100年を記念する「花の展覧会」に美瑛町ブースを出展。また町長らのトップ外交で、センチュリーライドとの連携を考え世界の大手自転車メーカー「ジャイアント社」や観光客の誘致に向けて台湾の台中市と交流を図った。
また今年1月には、中国大連市旅順区から観光・経済等の交流を目的に副区長を始め5名が来日。北海道の魅力や美瑛の取組む町づくりを紹介するなど交流した。
同協議会は24年度も引続き、町長をはじめとする訪問団を結成、アジア諸国を訪問する。計画では5月に中国、6月には韓国を予定している。
協議会は、美瑛町、観光協会、農業協同組合、商工会、観光事業者、NPO等らで構成されている。
町内の各小学校で24年度入学式が行われた。
6日に行われた美瑛小学校(山崎武光校長)では、真新しいランドセルを背負った新1年生が今年も玄関先で記念撮影。毎年のことではあるが、今年も春の訪れを感じさせる光景が演じられていた。
教室で担任教諭と対面した新1年生は、金管バンドと拍手に迎えられ体育館に入場。式歌斉唱の後、山崎校長が「皆さんはピッカピッカ一年生。学校は楽しいところ、字を書いたり計算したり、いろいろ分かるようになるからです」と語りかけた。また、学校の決まり「あいさつ・あつまり・あとしまつ」の大切さを説いた。新1年生は緊張した面持ちながらも、これから始まる学校生活へ期待で胸を膨らませていた。
まだ雪の残る明徳小中学校(工藤芳晴校長)のグランドに2日、開校112年を祝う112匹の鯉のぼりが揚げられた。
今年は広く呼掛けて寄贈して頂いた、赤や黄に彩られた鯉のぼり39本も、青い空の中を元気に泳ぎ始めた。
同校の鯉のぼりは、毎年春の訪れを知らせる地域の行事として、子供たちと保護者らで揚げられる。今年も約1時間かけて、112匹を2本のロープに掲げた。
鯉のぼりの鯉のように明徳の子供たち19名が力強く羽ばたき、ぐんぐん成長して欲しいと願い、鯉のぼりは5月のゴールデンウィーク明けまで学校のグランドを飛び続ける。
「平成23年度全国麦作共励会」の集団の部において全国農業協同組合連合会長賞を受賞した水沢平成会(佐藤信夫会長)は31日、JAびえい3階大ホールで祝賀会を開いた。
祝賀会は平成会員、農協、役場、そして普及センター職員ら約40名が参加。佐藤会長の挨拶に続き、前年度会長の矢野司氏が受賞者を代表し経過報告。浜田町長、大西組合長、普及センター大雪支所の田辺清美係長らが、昨年の厳しい天候の下で、これだけの成績を上げることは快挙であると称えた。
水沢平成会は平成13年集落再編を機に会員相互の、経営向上と融和を目的に設立。構成員は農家19戸と1法人。同会では栽培技術の研鑽に励むと共に、「土づくりは、地力維持はもとより営農を継続する上で不可欠」と、協同堆肥場で牛糞を堆肥化し各農家が散布。また緑肥、トウモロコシ等を積極的に作付けし有機物の投入を進めてきた。