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美沢小学校(武田英夫校長)の見本林では、愛鳥週間にちなみ、十勝岳愛護少年団員(4~6年生16名)による巣箱かけが行われた。
同少年団は昭和59年から巣箱掛けを行なっており、隔年ごとに巣箱を作って掛け直している。
ただここ数年、スズメバチの発生等で活動は見送られており5年ぶりの実施となった。
団員たちは様々な色に塗られた巣箱を手に、脚立をつかったり直接木に登ったりしながら、慎重に巣箱を木に取り付けていた。
役目を終えて取り外された巣箱を開けると「卵の殻が入っている、子育てをしていたんだね」。「うわあ、蜂の巣になっている」など驚きの声が上がっていた。
団長の小林樹生君(六年)は「僕たちの巣箱にもたくさんの鳥が来てほしい。手伝ってくださった先生・PTA指導者の皆さんありがとうございました」とお礼のことばを述べた。
また,顧問の武田校長は「先輩たちも巣箱を取り付けてきた。卒業して何年か後にも、ここに来て今日の活動を思い出して欲しい」と語っていた。
初夏の訪れを感じさせるような日差しが強い水田に、子供たちの嬌声が響いた。JAびえい青年部(藤田晴仁部長)は22日、「あぐりスクールinびえい」と名付けた食育教育を開いた。子供たちに、美瑛の基幹である農業を体験し親しんでもらいたいとの試みである。
参加したのは美瑛、美沢、美進、美瑛東の4小学校の5・6年生86名。下宇第一の鈴木福太郎さんの水田5㌃に「ななつぼし」を植えた。
当日は陽射しも暖かく多くの子供たちが素足となって土の中に足を踏み入れた。一歩一歩慣れない手付きで苗を植えていく。田植えを終えた子供たちは、自分達の植えた列を満足げに振り返っていた。
あぐりスクールは今後も、
稲の観察会や刈取り。そして収穫後にはふるさと給食などが予定されている。
丘のまちびえい活性化協議会の総会が10日、役場2階会議室で開かれた。
食や観光の多様化、新産業構造の創出など、まちづくりに於ける様々な課題が発生している。その今日的課題に民間と行政が一体化して取組むため、町は昨年7月協議会を設立した。協議会は本町の各産業機関の関係者やまちづくり団体等の意見を収集。各産業の課題の整理、今後の産業連携の方法、課題解決等を「活性化プラン」にまとめてきた。
総会は協議会長でもある浜田町長が議長となり、23年度活動、収支決算を報告。
議案3号で「丘のまちびえい活性化協会(仮称)」の設立について審議。
産業連携によるまちづくりを更に進展させるため、現協議会の発展型として法人格を有する「丘のまちびえい活性化協会」を設立。各種補助事業を活用し産業連携事業や行政部門で取組むことが難しい各種事業に主体的かつ迅速に取組むとした。
〔事業・予定〕
◆経済の活性化と雇用創出
①美瑛ブランド・特産品の開発事業
②雇用創出事業
③企業との事業連携
◆地域資源の活用
①観光資源等の活用事業
②町並みデザイン・景観形成事業
③町の施設の有効活用
◆交流・移住の促進
①移住促進事業(二地域居住を含む)
②国際観光交流事業
③滞在型ツーリズム事業
ゴールデンウィーク後半の連休初日となる5月3日、道の駅ラヴニール前のエントランスに大勢の人波が出現した。
遅い雪解けから一転、急ピッチに進む美瑛の春。ただ天候は気紛れであり当日は曇天の空のもと風も強い。
春の訪れを待ち侘びた旭川近郊から家族揃って、食事を兼ねたドライブを楽しむ。勝手な推測だが「ちょっとドライブして行ってみない、美瑛豚の食べ放題…」そんな感じの来町者がエイトランス広場を埋めた。帰りは四季の情報館案内所に「美瑛豚はどこで売っているの」と立寄った旭川の奥様たち。美瑛に来て食べて、美味しかったとリピートする。
道の駅「丘のくら祭り」は館内もエントランスも来町者で混み合った。
今年のゴールデンウィークもキーワードは「安・近・短」かもしれない。
薄紫色したカタクリの花を、じっと見つめて描き止める。満開となった聖台ダム公園のカタクリ群生地で2日、美進小学校(赤松潤一校長)の児童らがカタクリの観察会を開いた。
聖台ダム公園のカタクリ群生地は、宇莫別環境保全組合(中村基一郎代表)がダム周辺の環境整備の一環として整備を進めてきた。毎年クマザサを刈取って日当たり良くした。可憐な薄紫色した小さな花弁、その紫の花がジュウタンのように覆い尽くす。今年はウッドチップの遊歩道も完成した。旭川の突哨山にも劣らないカタクリの群生は決して見劣りしないほど。
同環境保全組合の構成員でもある小学校の児童らは、カタクリの1本一本を愛でるように描き止め、「以前はこんなに広くなかった」と話す。カタクリの群生が広がるように児童らに、地域の美しい環境を守る、そんな思いが着実に広がっていた。