インフォメーション
美瑛町郷土資料館検討委員会(菅野勝見委員長)は22日、役場2階の町教育委員会を訪れ「今後の美瑛町郷土資料館のあり方について」、千葉茂美教育長に答申した。
検討委員会は平成24年8月、美瑛町教育委員会教育長から諮問を受け、6回に亘って検討会議と視察を行い、慎重に検討を重ねてきた。
答申は検討委員会の5名全員で教育長室を訪れ、菅野委員長が郷土資料館の基本方針を「町民に先人の歩みと美瑛をより深く知ってもらう」「子ども達の未来を育む情報を発信できる」「美瑛を訪れる人が美瑛の歴史を知ることで、より美瑛に関心を深めてもらう」事として、答申書を手渡した。
これを受けた千葉教育長は「答申を受け協議してまいります。どんな施設が良いのか、今後町長部局に移管されるが、想いを町長に伝えたい」と話した。
美瑛消防署に27日、新型消防車が配備された。
この消防車は「キャフス」と呼ばれ、水・消化剤の混合液にコンプレッサで圧縮空気を送り込み、消火泡を作り出し放水する。
従来の消防車と違い水に消火薬剤と空気を加えて消火するため、放水された泡は可燃物に付着して広範囲に冷却し消火する。そのため消火効率が向上し、従来の水だけの消火に比べ大幅に少ない水量での消火が可能となる。学校やビル、山火事など大規模な火災での水不足の解消、水損被害の軽減などが図られる。また使用する泡薬剤は天然系薬剤であり環境に優しいもの。
美瑛消防署は今回大型水槽車「黎鵬」の更新車輌として、キャフス装置付きポンプ車を導入した。大雪消防組合では始めてで、まだ道内でも数台しか導入されていない。早速、消防職員が放水手法を確認するなど訓練を始めている。
平成24年度最後となる第4回景観審議会・自然環境保全審議会(野村祐司会長)が13日、役場2階会議室で開かれた。
議案は景観条例に基づく開発行為等の協議案件と、美瑛町景観計画の策定を進めている北海道大学観光学高等研究センターの状況報告の2案件。
野村会長は「環境を守る、保全するという視点から協議して欲しい」と挨拶。
協議案件は、ソフトバンクモバイル㈱の携帯電話無線基地局の建設申請を受けたもの。同社は朗根内に40㍍アングル鉄塔、平和(水沢)に28㍍のコンクリートポール、平和(新星)に40㍍アングル鉄塔と、3件の建設計画を申請して来た。
高さが10㍍を超える鉄塔は、「美瑛の美しい景観を守る条例」に基づき、景観審議会に諮るなどして協議を行う。同審議会は今まで、携帯電話無線基地局の鉄塔建設は、同じ地域に乱立しないよう申請者に共架式の検討を要請して来た。
今回も共架方式の建設を求めたが、朗根内と水沢はNTT鉄塔の強度が不足。共架は出来ないと新設を求めてきた。また新星は近隣に他社の鉄塔は無い。
審議会は「景観」と「要望」の両立を模索し議論したが、議論の先に見えるものは無い状態に陥った。
西山委員(北大教授)が「NTTと協議して強度不足、ではソフトバンクの鉄塔を強化しNTTを移設したらどうか」と提案。「後から来たのだから経費が掛かってもやむを得ないのでは」とも。要は「美瑛に建てると経費が掛かる、ダメとは云わないがコストを負担して欲しいと決めたらどうか」と提案した。
北海道農民連盟はJA北海道中央会など8団体と共催し、11日に札幌市民ホールで「TPP交渉参加に反対する緊急道民集会」を開催した。
美瑛農民連盟(小野寺雅芳執行委員長)も、委員長を筆頭に20名の盟友が参加。札幌市民ホールの1・2階を埋め尽くした約1400人の参加者と共に交渉参加反対の意思を表した。
安倍晋三首相がTPP交渉への参加表明を今週中にも行うことが伝えられている。
道農連の山田富士男委員長は主催者を代表し、「TPP参加は道農業に大きな打撃を与えるだけでなく、保険や医療など幅広い分野に懸念がある」と表明。「日本の方針はまだ決まっていない」と交渉参加阻止へ決意を示した。
北海道医師会の長瀬清会長は、「混合診療の拡大や営利企業の医療参入は国民生命を脅かす」と指摘し反対を表明した。コープ札幌の林朋子理事も「暮らしの安全・安心を脅かすTPP参加は決して容認できない」と断言した。
決議文は我々が交渉参加に反対するのは、「問題点を関税だけに矮小化し、性急に交渉参加を決断することは、国民の信頼を裏切る背任行為。最優先されるべきは東日本大震災からの復旧・復興である」と、JA道中央会の飛田稔章会長が読上げ満場の拍手で承認された。
民主党を代表し佐々木隆博元衆議院議員、日本共産党の紙智子参院議員、新党大地の浅野貴博前衆議院議員が順次挨拶に立ち、交渉参加断固阻止と訴えた。
閉会後には農連参加者がデモ行進を実施。市民ホールから道庁まで整然と行進、旗やプラカードを掲げて美瑛農連も断固反対を訴えた。
全日本スノーモビル選手権第5戦が3日、ウィズユー・四季彩の丘特設コースで開かれた。
横一線に並んだスノーモビルが一斉に大音響を揚げスタートを切る。雪煙を巻き上げ疾走、アップダウンを豪快なジャンプで飛び越える。
今年の選手権は長野から始まり、真狩、士別、青森を転戦し美瑛が最終戦となる。美瑛大会に全国から88人が参加。旭川や北見、札幌といった道内勢と青森、福島、群馬、京都と日本の最強メンバーが競った。
美瑛のTEAM TARGETが活躍する中で、B級S1クラスに出走した山田大至輝くんが優勝した。なお、山田くんは総合B級B2クラスでチャンピオン、S1クラスで2位に輝いた。