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小・中学生を対象にした「第1回こども陶芸展inびえい」の開催が決まった。
美瑛町白金で皆空窯を主宰する南正剛氏が、同氏の陶芸キャリアを活かし、子ども達に創作する喜びと豊かな情操の育成を図ろうと企画した。同氏は美瑛町に皆空窯を構え30年。日展会友としての活動は広く知られている。また町内でも公民館や分館主催の陶芸教室や、地域の子ども達に作陶指導をしてきた。特に地域の美沢小学校の陶芸教室は平成12年から続いており、茨城県笠間市の「全国こども陶芸展inかさま」の常連校として、毎年数多くの入賞作品を生み出してきた。
美瑛町は同氏の活動が地域文化の育成や活性につながる。町の進める「美しい村づくり」に資すると同展の支援を決めた。
南氏は同展が、より幅広く子ども達の参加を募る構想を持つ。各地の陶芸を通じた集いから、子ども達の作品が集る。その優秀作品をコンペティションする。そのための第一歩が今回の陶芸展と考えている。
融雪の遅れなどが影響し美瑛の農作業全般が遅れているが、美瑛の米どころ旭地区で田植え作業が始まった。
旭第6の岩根昭彦さんが10日、地域のトップを切って田植えを始めた。岩根さんは毎年決まって10日頃に田植えをやってきた。今年が特別早いということではない。「ゆめぴりか」の苗を田植え機に積みながら「少し小さいめ、こんな苗が好きなんだ」と自信の表情。昨年は収量、品質とも「特別良かった」と笑顔を見せた。
今年は低温の日が続き、5月に入っても田畑には残雪が残り農作業の遅れが懸念されている。岩根さんは「水田はそんなに影響されないよ」と語り、「ただ寒いから、雨のほうが苗が傷まなくて良いよ」と笑顔。また、「去年は天気が良かった」と振り返る。農業は「刈取って見ないと分からないよ」と言葉は慎重だが、その表情は今年の出来秋に自信を感じさせるものだった。
旧北瑛小学校を活用して、宿泊体験研修施設やレストラン棟を建設する工事が5月から始まる。
施設名称は今募集中だが、施設は「農業」「料理」「観光」をテーマにした都市と農村の交流施設。宿泊体験研修施設のキーワードは「料理」。
都会に住む者にとって訪れた地域の産品は憧れである。その場で収穫し食することが出来れば最高の贅沢と云える。短期研修者として宿泊し、出来秋には収穫を楽しみ料理を学びながら食を楽しむ。また、長期研修生は2年間に亘って本格的な料理を学ぶ。宿泊棟やレストラン棟はその実地研修の場となる。研修生らは旧小学校2階に居住、石窯でパンを焼きレストランで西洋料理を学ぶ。研修生が作った料理はレストランのお客様に供される。研修生はいつの日か、料理人として羽ばたく日を夢見る人達だ。
美進小学校(赤松潤一校長)では12日、美瑛ロータリークラブ(山田浩二会長)から譲り受け飼育していたサケの稚魚を宇莫別川に放流した。
同校でサケの稚魚を飼育し放流するのは4年目。毎年ロータリークラブは、子ども達に水の大切さや命の尊さなどを学んでもらおうと、サケの卵を提供している。今回も12月サケの卵300粒を提供し、その育つ様子を子ども達と見守ってきた。同校の体育館で行なわれた放流会では、児童が「サケの卵をもらってからずっと見守ってきました。将来帰ってくることを期待しながら放流します」と、ロータリークラブの方々にお礼の言葉を延べた。
放流は学校近くの宇莫別川、雪解けの川渕から子ども達は稚魚をそっと放流。サケが宇莫別川に戻ってくることを願いながら
朝日を受けたファーム千代田の丘陵に、色鮮やかな雪上絵が戻ってきた。雪融けで、雪の下に隠れていた雪上絵が浮き出てきたもの。
10日には雪上絵が見えてきたとの情報が流れたが、11日の朝、色こそ多少薄く感じられたが、確かに2月23日に雪と共に消えた美瑛の雪上絵が出現した。
横100㍍、縦90㍍の巨大な雪上絵は、白い丘陵にトンボが飛び絆の文字もそのまま。雪上絵が浮かび上がったと聞いて訪れた人々は、驚きと懐かしさで2度目の感動を味わっていた。