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2013-03-16 12:49:00

北海道農民連盟はJA北海道中央会など8団体と共催し、11日に札幌市民ホールで「TPP交渉参加に反対する緊急道民集会」を開催した。

美瑛農民連盟(小野寺雅芳執行委員長)も、委員長を筆頭に20名の盟友が参加。札幌市民ホールの1・2階を埋め尽くした約1400人の参加者と共に交渉参加反対の意思を表した。

 

安倍晋三首相がTPP交渉への参加表明を今週中にも行うことが伝えられている。

道農連の山田富士男委員長は主催者を代表し、「TPP参加は道農業に大きな打撃を与えるだけでなく、保険や医療など幅広い分野に懸念がある」と表明。「日本の方針はまだ決まっていない」と交渉参加阻止へ決意を示した。

北海道医師会の長瀬清会長は、「混合診療の拡大や営利企業の医療参入は国民生命を脅かす」と指摘し反対を表明した。コープ札幌の林朋子理事も「暮らしの安全・安心を脅かすTPP参加は決して容認できない」と断言した。

決議文は我々が交渉参加に反対するのは、「問題点を関税だけに矮小化し、性急に交渉参加を決断することは、国民の信頼を裏切る背任行為。最優先されるべきは東日本大震災からの復旧・復興である」と、JA道中央会の飛田稔章会長が読上げ満場の拍手で承認された。

民主党を代表し佐々木隆博元衆議院議員、日本共産党の紙智子参院議員、新党大地の浅野貴博前衆議院議員が順次挨拶に立ち、交渉参加断固阻止と訴えた。

 

閉会後には農連参加者がデモ行進を実施。市民ホールから道庁まで整然と行進、旗やプラカードを掲げて美瑛農連も断固反対を訴えた。