インフォメーション

2013-08-10 11:34:00

美瑛町公民館が主催する「こども陶芸教室」が8日から白金の皆空窯で始まった。今年は9月に「第1回こども陶芸展inびえい」の開催も予定されており、3日間で70人を超えるほどの人気となった。

皆空窯の南先生が直接指導する陶芸教室は地元美沢小では毎年行ってきたが、今回は美沢小を除く全町の1年生~3年生を対象に募集した。

8日は作陶するのは始めての子ども達も事前にイメージ画を描いてきており、それを見ながら慣れない手付きで新聞を丸め粘土を貼っていく。動物や花、置物などパーツ毎に作り上げてから最後に接着する。大胆で力強い動物や繊細な花器や壷などを作り上げ「自信作、思い通りに出来た」と語るなど、どの表情も自信で満ち溢れていた。 なお今回作り上げた作品は、9月の第一回こども陶芸展に出展することも出来る。

2013-08-03 11:26:00

 「丘のまち美瑛」と名付けた美瑛町のアンテナショップが東京有楽町に誕生する。道内の町村では初めての単独アンテナショップは8月20日、有楽町の東京交通会館地下1階にオープンする。

 店内では美瑛の野菜で作ったスープ、美瑛産小麦で焼いたパン、素材そのものを味わって頂くことが出来る野菜料理などを提供する。また観光情報や移住情報など美瑛の魅力を発信する拠点として活用する。

 

 

 

 

2013-07-27 11:24:00

 十勝岳連峰は登山者が増加の中、登山道の荒廃が進んでいる。美瑛山岳会(三浦陽一会長)は7月21日、道内各地の山岳会や愛好グループらの協力を得て、美瑛岳登山道の整備に着手した。

 

 環境省北海道地方環境事務所は、大雪山国定公園の関係者らが協働して保全する取組みを推進している。その取組みに呼応して美瑛山岳会は、傷みの目立つ美瑛岳の登山道を整備するため補修用資材を荷揚げした。

 

朝7時、晴天の十勝岳望岳台に日焼けした山男らが集った。補修用資材の角材や鉄ピンを背負子に積んで荷揚げする。目指す美瑛岳分岐まで運搬距離は約5㌔。角材1本で約6~8㌔もある。参加者は20㌔近くも背負子に積みこみ、「縦走する荷物より軽い」と平然と歩み始めた。

各地から集ったメンバーらに要請した業務は、補修資材の荷揚げ。それが終れば自由とあり、グループ毎に山頂を目指す登山愛好者ら。ただ近郊から参加したメンバーは、分岐点周辺のハイマツ処理や補修方法を確認するなど作業に汗を流した。

当日荷揚げした角材は30本で約180㌔、鉄ピンが20本で40㌔と総重量は220㌔にも達した。この作業に参加したのは、美瑛山岳会、旭川山岳会、大雪青少年交流の家、札幌のハイキングクラブみどりの風、登山愛好者グループ、山遊会 ル・レラ等から22名が参加。9月8日には2回目の補修資材の荷揚げが予定されている。

 

2013-07-20 11:02:00

 拓真館の向かいの「四季の交流館」に、「びえいファーマーズマーケット」がオープンした。

四季の交流館は、農産物の生産者と消費者が交流する場として町が建設。運営を四季の交流館運営協議会(佐佐木正勝会長)に委託した。「びえいファーマーズ マーケット」(原子秀樹代表)は、協議会に加わりこの6月から営業を始めた。

 

同マーケットは美瑛の食材にこだわり、本物の美瑛を知って欲しいと願う仲間が集って結成された。四季の交流館を拠点に、5月は札幌地下歩行空間で美瑛産農産物の出張販売。また6月は、ヘルシーマラソン会場でアスパラを販売するなど活動を重ねてきた。

原子代表は「今後ネットなども活用し、美瑛産の食材、アスパラ、馬鈴薯、スィートコーン等を、年間を通して扱って行きたい。そのためも、今はこの四季の交流館をしっかりと守って行きたい」と話している。

四季の交流館は今まで、拓真館のサブ駐車場、またおみやげ屋さんの様に思われてきた。目の前の拓真館には日々、たくさんの観光客が訪れる。しかし、道路1本挟んだ交流館の人影はまばらだった。

 

交流館に観光スポットは何も無かったが、裏の丘に遠くを見渡せる場所を作ろうと階段を作り「天空のテラス」を設けた。また、この名を施設の愛称とした。少しでもお客様に滞留して頂こうとの思いである。階段を2~3分上れば、十勝連峰や新星の丘を一望できるピクニック広場。観光客の足が止まり始めた。

2013-07-20 10:59:00

 黄色く色づき始めた小麦畑に、神社の太鼓が響いた。北瑛地区で15日、明治神社の例大祭が行われた。

 

例大祭に合わせ神社総代は、大鳥居のしめ縄を真新しいものと取り替えた。

このしめ縄は事前に総代が用意するのがこの神社のしきたり。この地域では男性は65才になると全員が神社総代となる。後継者に仕事を任せ、地域の為に尽くす。総代は神社に集い、例大祭の準備を行う。その大事な役割の一つが、神社大鳥居に下げる大しめ縄づくりである。

しめ縄づくりを行ったのは3日前、その材料となるスゲは、総代が夏場に青刈りしたスゲを乾燥させたもの。俵を編む要領で編んでいく。編んだスゲを丸めて、3本併せて一本の大しめ飾りに仕上げる。この3時間余りの作業に総代全員が汗を流して大鳥居と社務所前、そして短めのしめ縄を山神と地神用に編み上げた。

 

例大祭の会場に飾られる供物、地域で採れた農作物や花々。飾り方を確認しつつ、祭典の始まりを待つ総代の姿は、みな満足気であった。