インフォメーション
朝日を受けたファーム千代田の丘陵に、色鮮やかな雪上絵が戻ってきた。雪融けで、雪の下に隠れていた雪上絵が浮き出てきたもの。
10日には雪上絵が見えてきたとの情報が流れたが、11日の朝、色こそ多少薄く感じられたが、確かに2月23日に雪と共に消えた美瑛の雪上絵が出現した。
横100㍍、縦90㍍の巨大な雪上絵は、白い丘陵にトンボが飛び絆の文字もそのまま。雪上絵が浮かび上がったと聞いて訪れた人々は、驚きと懐かしさで2度目の感動を味わっていた。
まだ深い雪が残る校庭に、春を告げる明徳の鯉のぼりが悠々と泳ぎ始めた。すっかり恒例となった明徳小中学校(工藤芳晴校長)の鯉のぼりが2日、児童生徒に教職員、保護者らが力を併せ今年もあがった。
同校の鯉のぼりは平成5年、当時の片岡校長が子ども達に喜んで貰おうと地域から古くなったものを集めたのが始まりと云う。
今年は開校113年目にあたり泳ぐ鯉のぼりの数も113匹と増えた。
2本のロープにつながれて雪の校庭を泳ぐ鯉のぼりは、春を待つ子ども達の心を表している。5日には学校も入学式そして新学期が始まり、田畑では農作業がスタートする。いよいよ春がやって来る!
美瑛町郷土資料館検討委員会(菅野勝見委員長)は22日、役場2階の町教育委員会を訪れ「今後の美瑛町郷土資料館のあり方について」、千葉茂美教育長に答申した。
検討委員会は平成24年8月、美瑛町教育委員会教育長から諮問を受け、6回に亘って検討会議と視察を行い、慎重に検討を重ねてきた。
答申は検討委員会の5名全員で教育長室を訪れ、菅野委員長が郷土資料館の基本方針を「町民に先人の歩みと美瑛をより深く知ってもらう」「子ども達の未来を育む情報を発信できる」「美瑛を訪れる人が美瑛の歴史を知ることで、より美瑛に関心を深めてもらう」事として、答申書を手渡した。
これを受けた千葉教育長は「答申を受け協議してまいります。どんな施設が良いのか、今後町長部局に移管されるが、想いを町長に伝えたい」と話した。
美瑛消防署に27日、新型消防車が配備された。
この消防車は「キャフス」と呼ばれ、水・消化剤の混合液にコンプレッサで圧縮空気を送り込み、消火泡を作り出し放水する。
従来の消防車と違い水に消火薬剤と空気を加えて消火するため、放水された泡は可燃物に付着して広範囲に冷却し消火する。そのため消火効率が向上し、従来の水だけの消火に比べ大幅に少ない水量での消火が可能となる。学校やビル、山火事など大規模な火災での水不足の解消、水損被害の軽減などが図られる。また使用する泡薬剤は天然系薬剤であり環境に優しいもの。
美瑛消防署は今回大型水槽車「黎鵬」の更新車輌として、キャフス装置付きポンプ車を導入した。大雪消防組合では始めてで、まだ道内でも数台しか導入されていない。早速、消防職員が放水手法を確認するなど訓練を始めている。
平成24年度最後となる第4回景観審議会・自然環境保全審議会(野村祐司会長)が13日、役場2階会議室で開かれた。
議案は景観条例に基づく開発行為等の協議案件と、美瑛町景観計画の策定を進めている北海道大学観光学高等研究センターの状況報告の2案件。
野村会長は「環境を守る、保全するという視点から協議して欲しい」と挨拶。
協議案件は、ソフトバンクモバイル㈱の携帯電話無線基地局の建設申請を受けたもの。同社は朗根内に40㍍アングル鉄塔、平和(水沢)に28㍍のコンクリートポール、平和(新星)に40㍍アングル鉄塔と、3件の建設計画を申請して来た。
高さが10㍍を超える鉄塔は、「美瑛の美しい景観を守る条例」に基づき、景観審議会に諮るなどして協議を行う。同審議会は今まで、携帯電話無線基地局の鉄塔建設は、同じ地域に乱立しないよう申請者に共架式の検討を要請して来た。
今回も共架方式の建設を求めたが、朗根内と水沢はNTT鉄塔の強度が不足。共架は出来ないと新設を求めてきた。また新星は近隣に他社の鉄塔は無い。
審議会は「景観」と「要望」の両立を模索し議論したが、議論の先に見えるものは無い状態に陥った。
西山委員(北大教授)が「NTTと協議して強度不足、ではソフトバンクの鉄塔を強化しNTTを移設したらどうか」と提案。「後から来たのだから経費が掛かってもやむを得ないのでは」とも。要は「美瑛に建てると経費が掛かる、ダメとは云わないがコストを負担して欲しいと決めたらどうか」と提案した。






