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「北海道からSOS」と書かれた真っ赤なジャンバー。「TPP参加断固反対・交渉即時撤退」を街宣車に掲げたキャラバン隊が29日、JAびえい前に到着。集った農協職員等約50人にTPP交渉からの即時撤退を訴えた。
キャラバン隊は北海道農民連盟や各地の農連が、環太平洋連携協定(TPP)交渉から即時撤退を求める行動の一つ。協定の危険性や食料・農業・農村の大切さを広く訴えながら巡回してあるく。
JAびえい前では、大西昭男組合長は「自民党は昨年末の衆院選で、聖域なき関税撤廃を前提にする限り交渉参加に反対との公約を掲げ、重要五品目を守る姿勢を打ち出してきた。これすら、自民党は約束した覚えがないかのような顔をして年内妥結に向けスケジュールを組んでいる。TPPは地域経済の崩壊につながり断固反対ししなければならないと」と訴えた。
社会福祉協議会(社協・青田義政会長)の役職員と民生委員が独居高齢者宅を訪問している。
社協は7月、70歳以上の一人暮らしの方を対象にした「ふれあい昼食会」を実施。その際、参加して頂けなかった高齢者を対象に24日から訪問を始めた。訪問は地域の福祉部長らが、事前に打診し了承を得られた約100名を対象とした。訪問は市街地から行っており農村部は6日から11日まで4日間を予定している。
ふれあい昼食会に参加できたのは元気な方。集ることが苦手な方や、体の不自由な方の参加は難しい。幅広い方に参加して頂こうと、カラオケや居酒屋と選択肢を広げてきた。
聞きたい、知りたい、相談したい。また話し相手を求めている方もいる。一人暮らしの高齢者宅を訪問し、困りごとや健康状況などを話して頂き、困りごとや健康問題を共有化する。社協委員、民生委員、そして役場がその対応に行動を起こすことが狙いである
旭川フィルハーモニー管弦楽団の美瑛町演奏会が20日、町民センター美丘で開催された。会場には280人を超える音楽ファンが訪れ、旭川フィルの美しい音色に耳を傾けた。
旭川フィルは旭川市を拠点に活動している市民オーケストラ。1976年アマチュア演奏家が集り「旭川室内楽愛好会」として発足。1982年現在の名称に改め多彩な音楽活動を行なっている。
「美しき青きドナウ」「おもちゃの交響曲」「シンコペィティッド・クロック」「ラデツキー行進曲」などよく知られた曲も多く奏でられ、美瑛出身の指揮者・村田紘監さんの軽妙なやり取りと共に楽しい音楽界が演じられた。また「おもちゃの交響曲」に、美瑛小学校スクールバンドの子ども達が登場し会場を盛り上げた。
JAびえい(大西昭男組合長)は23日、美瑛選果の敷地内で新築工事を進めていた「美瑛小麦工房」の竣工祝賀会を開催。共同運営する美瑛ファームの西川隆博取締役、上川総合振興局の山本広海局長、工事関係者、など約70人が出席。神官の祝詞に続き、出席者全員が玉ぐしを奉納して待望の新施設完成を祝った。
竣工した小麦工房は、美瑛産小麦「ゆめちから」の持つ特性を生かした製パン施設。JAびえいは美瑛の地域資源である小麦の新たな可能性と美瑛ブランド化を図るため、美瑛選果、千歳空港、東京アンテナショップと販売促進の拠点作りを進めている。
初雪が残る17日の昼下がり、美馬牛駅前に移動商店街がオープン。近くに住むお年寄りらが買物を楽しんだ。
移動商店街は美瑛町商工会が買物支援パイロット事業として主催。買物に出ることが難しいお年寄りに対して、住む地域まで商品を持っていこうとの試みである。
「こんなに安いんだ」と大根やホーレン草を買い求め、「今度はバナナを持ってきて」と笑顔で話す。雪が降り冬支度のために、長靴を求め杖用アイスピックの使用方法を尋ねる。また家電カタログを手に相談するお年寄りもいた。
食料品や衣料、電気、金物など商店街で店を構える商店がミニ商店街を結成した。今回が初の試みであり、成果と課題が混在した。ただ「毎月来て欲しい」「今度は何々を」といった声は確実にあった。
美瑛町でも高齢化が進み、買物に悩みを抱える高齢者は増えている。しかし要望に応えるため毎月移動商店街を開くことは難しい。参加する商店もビジネスであり収支的なバランスがある。今回は町の支援を受けての試みであり宣伝チラシなどに充当した。
お年寄りらは「あら、お久しぶり」「何か無いと、なかなか出てこれないのよ」など、移動商店街が交流の場としても機能していたことを付け加えておく。