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美瑛町農民連盟(小野寺雅芳執行委員長)は1日、第66回定期総会を農協3階大ホールで開催した。
小野寺委員長は開会の挨拶で「昨年はTPP反対に費やされた1年だったが、未だに予断を許さない」と警戒と監視を呼びかけた。また「昨年暮れに大きな農政改革が発表された。しかし我々としては真の農政改革を目指していく。そのために生産現場の代表を国会に送り込むことが必要だ」と訴えた。
来賓は浜田町長、齋藤議長、北口雄幸道議、大西昭男組合長、佐々木隆博前衆議院議員、それぞれ反TPPを話題において祝辞を述べた。
総会の冒頭、TPP交渉即時脱会「真の農政改革」実現を求める特別決議を採択。 「国民の命と暮らし、国家主権さえ脅かす異常な協定、TPPからの即時撤退」「産業競争力会議や規制改革会議主導による農業改革推進に断固抗議」「北海道農業・農村が果たしている食料の安定供給や多面的機能の発揮、農村社会の活性化を図る、真の農政改革の実現」を全員の拍手で承認した。
久しぶりの快晴、青い空、見渡す限り真っ白な雪。水沢春日台の丘陵に22日、色鮮やかな雪上絵が登場した。
今年の絵柄は、札幌市立大学の学生らがデザインした。美瑛の丘に虹が掛かり、美瑛の丘陵に3本の木、空には虹が。そして中央にトンボ「とんぼの未来・北の里づくり」のキャッチコピーが飛んだ。
雪上絵は横110㍍、縦90㍍と巨大、全地球測位システム(GPS)を使って下書きし卵の殻と黒い融雪剤を使って書き上げた。
冬の美瑛で大勢の人が交流する。美瑛らしく真っ白な雪原に大きな絵を描こう、そんな思いから始まった美瑛の雪上絵は、「トンボやホタルが生息する水辺や環境を守り育てたい」と水沢環境保全組合が活動の一環に加えたもの。
美瑛町が主催する「パン作り講習会」が27日、ふれあい館「ラヴニール」加工体験室で開かれた。
参加者は町内のペンションや飲食施設のパン作り担当者。美瑛産「ゆめちから」と「きたほなみ」のブレンド小麦粉を使用したパン作り。美瑛選果「小麦工房」の食パン人気もあり参加者は定員30名を超えた。
講師はル・スティール専務の牛尾則明シャフ。同社は美瑛ファームと同じ兵庫県加古川市のニシカワ食品の系列。牛尾氏はパン職人歴35年の特級製パン師。
美瑛産「ゆめちから」をブレンドしたパンは、すでに小麦工房で高評価を得ている。町では「ゆめちから」をさらに広めよう、美瑛のパン作りの技術をより高めようと講習会を開いた。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災。その2ヶ月半後、縁あって石巻市渡波小学校に避難していた55名を美瑛に招待した。避難所に配属された看護師さんとのやりとりを通し「私達にもできることは」と、話合ったことが発端となった。美瑛町有志が中心となり実行委を立上げ、多くの町民や企業、団体から支援を受けて招待が実現した。
丸山2丁目「木のいいなかま」(岡田良平オーナー)で7日、「東日本復興支援報告会」が開かれた。主催は美瑛有志の会と旭川大学ボランティアサークルCROSS。
「ちょこっと旅プレゼント」から始まった石巻市渡波地区との交流。旅は終っても美瑛町有志との交流は続いている。
2回目の交流は岡田さんら美瑛町有志が石巻市渡波を訪れ「焼き芋会」を行った。平成24年4月には鹿児島県のボランテイァも加わり「北と南から石巻に元気を届けよう」と合同交流会。そして12月には旭川大学ボランティアも加わり餅つき大会。平成25年4月に仮設住宅で花見。美瑛産越冬ジャガイモと鹿児島黒豚で肉ジャガを作った。また12月には餅つき会や風船作りを楽しんだ。
厳寒の日々が続く2月、早くも美瑛野球少年団(竹本匡志監督)が冬季練習に励んでいる。
8日には旭川・龍谷高校野球部(高橋健監督・部員20名)が下宇莫別の「㈱おおとり」の農業倉庫で、美瑛野球少年団と合同練習を行った。
「オーイ」「ウィー」と野太い声が飛び交う中を、小柄な小学生と高校生が元気一杯、白球を追う。先ずは体を充分温めてと柔軟体操、寒い倉庫内でも少年たちの頬は赤く染まった。
農作物を収納する約百坪の倉庫は床が火山灰で覆われ、軽いノックの捕球練習やスパイクを履いて練習が出来る。
室内練習場と化した農業倉庫のオーナー蔵重満社長は、龍谷高校野球部OBであり野球部とは親交が厚い。また同社長は美瑛BOSクラブの会長として野球少年団に係わりは多い。そんな関係で昨年から両者の合同練習が始まった。