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2013-10-19 12:04:00
初雪が残る17日の昼下がり、美馬牛駅前に移動商店街がオープン。近くに住むお年寄りらが買物を楽しんだ。
移動商店街は美瑛町商工会が買物支援パイロット事業として主催。買物に出ることが難しいお年寄りに対して、住む地域まで商品を持っていこうとの試みである。
「こんなに安いんだ」と大根やホーレン草を買い求め、「今度はバナナを持ってきて」と笑顔で話す。雪が降り冬支度のために、長靴を求め杖用アイスピックの使用方法を尋ねる。また家電カタログを手に相談するお年寄りもいた。
食料品や衣料、電気、金物など商店街で店を構える商店がミニ商店街を結成した。今回が初の試みであり、成果と課題が混在した。ただ「毎月来て欲しい」「今度は何々を」といった声は確実にあった。
美瑛町でも高齢化が進み、買物に悩みを抱える高齢者は増えている。しかし要望に応えるため毎月移動商店街を開くことは難しい。参加する商店もビジネスであり収支的なバランスがある。今回は町の支援を受けての試みであり宣伝チラシなどに充当した。
お年寄りらは「あら、お久しぶり」「何か無いと、なかなか出てこれないのよ」など、移動商店街が交流の場としても機能していたことを付け加えておく。