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2012-05-03 15:35:00

 

薄紫色したカタクリの花を、じっと見つめて描き止める。満開となった聖台ダム公園のカタクリ群生地で2日、美進小学校(赤松潤一校長)の児童らがカタクリの観察会を開いた。

聖台ダム公園のカタクリ群生地は、宇莫別環境保全組合(中村基一郎代表)がダム周辺の環境整備の一環として整備を進めてきた。毎年クマザサを刈取って日当たり良くした。可憐な薄紫色した小さな花弁、その紫の花がジュウタンのように覆い尽くす。今年はウッドチップの遊歩道も完成した。旭川の突哨山にも劣らないカタクリの群生は決して見劣りしないほど。

同環境保全組合の構成員でもある小学校の児童らは、カタクリの1本一本を愛でるように描き止め、「以前はこんなに広くなかった」と話す。カタクリの群生が広がるように児童らに、地域の美しい環境を守る、そんな思いが着実に広がっていた。