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2012-12-15 14:48:00
美瑛町農業委員会(鹿島明博会長)は7日、役場町長室で浜田哲町長に「平成25年度美瑛町農業振興施策に関する建議書」を提出、建議事項の推進を要望した。
建議書は農業委員会などに関する法律に基づき、農業振興施策を町政へ反映するため提出している。
農業情勢が厳しさを増す中、意欲ある担い手の確保と活力ある農村社会形成を目指すことなどに重点を置いている。
町長室に同委員会役員など4人が訪れ、鹿島会長が浜田町長に建議書を手渡した。
提出した建議書は要望を中心に3項目。記載事項は3項目で9事案。そして国・道に対する要望にまとめられた。
内容は「地域に根ざした農地の保全」では、円滑な農地流動化対策、農用地の有効活用と土作り支援、新たな土地改良事業の取組み、有害鳥獣対策、共済加入継続支援と要望は広い。鳥獣対策の中で、現状のシカ処理を「3分割解体処理焼却受入」としているが「成体受入」にして欲しいと検討を求めた。
「発展的地域農業の推進及び担い手育成」では、特色ある農業の推進として水力エネルギー、バイオマス、太陽光発電など、特性を生かした地域農業構築に向けた調査研究を要望。担い手育成では、新規就農はトマトとアスパラが主と、稲作・畑作・畜産など幅広く担い手を育成する必要があると支援検討を要望。
「国及び道に対する要望・要請」として、TPP交渉参加に反対すると前置きし戸別所得補償制度の早期法制化、「人・野地プラン」の継続的な予算確保などを要望した。