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3月13日号、2039号も無事に発行
書く内容が決まっていたもので、すっかり書いて更新したつもりに
なっていました。慌てて更新です。失礼しました。
取材ですごく楽しく興味深い話しを2人の方に聞かせてもらいまし
た。ひとりはファームズ千代田のアバラゼデ社長。モンゴルから
日本に来て30年以上になる方で、以前から和牛の繁殖でかなりの
技術のもと実績をあげられているだけに、以前から話しを聞いて
みたいと思っていた人物のひとり。獣医学博士の称号を持たれて
いるだけに、学術的な裏付けと研究による和牛の繁殖・育成の話
しは、とても興味深いものでした。学会でも双子授精の技術など
は報告、世界でも注目されており、地味ながらすごい方でした。
そして何よりも動物愛がすごい。遊牧民のモンゴルの動物に対す
る考え方にも共感を覚え、つい長居しての取材となった次第。
もともと「家畜」という言葉があまり好きではなく、「食用飼育
動物」でもないし、何か違う言葉がないかと探していたこともあ
り、飼育動物に対する考え方は勉強になりました。
本来はここの商品のジャージーバターが北のハイグレード食品を
受賞した件だったのですが、和牛の話しがおもしろくて。
美瑛ファーマーズマーケットのジャージーバター、家庭用に
250グラムの商品が出されています。添加物なし、ジャージー
牛乳100パーセントの無塩バター。価格は1500円。美瑛町観光
協会のオンラインショップでも取り扱っています。
もう1件は後で。今週は次のような感じで。
●北のハイグレード食品2021受賞!
美瑛ファーマーズマーケット㈱ジャージーバター
●交流の家で社会教育功労者伝達式
功績を称え東氏に表彰状授与
●音のない世界で自分らしく行動的に生きる
春日晴樹さん著書「はるの空」発刊
●ひな祭りお楽しみ会/●「健口美」体操教室
●バレーボール少年団「美瑛スーパーファイターズ」退団式
●特製ジャンボかるたに挑戦/●町婦人連絡協議会研修事業
●美瑛ヘルシーマラソン開催中止が決定
●丘のまち作品展が開催 その他もろもろ
取材で楽しかったもうひとりは、本を出版された春日さん。
生まれた時から耳が聞こえないという春日さんが、自身の体験を
まとめた本を出版。その内容がすばらしい。耳が聞こえないなが
らプロの潜水士、ダイバーの資格を有しインストラクターやガイ
ドとして活躍、介護福祉士も務める。さらにオートバイでの日本
一周旅行、世界一周旅行などアクティブに活動。JAXA(宇宙航空
研究開発機構)で正職員として働くなど、耳が聞こえないことは
ハンディなのかと考えさせられるほどの素晴らしい実績。まだ30
歳代と若く、同じく耳の聞こえないパートナーと、2歳の息子さん
の3人家族で昨年から美瑛に移住されました。「家では手話が第一
言語」とのことで、話しもおもしろかった。取材は筆談形式、私の
手書きでの質問に要領よくパソコンで文字を打って答えてくれまし
た。筆談はこれまでもやったことがあるので問題はなかったのです
が、ここまでテンポよく話しを聞けるのも珍しい。あまりにも印象
に残ったもので、取材した日は新聞の印刷日だったのですが、その
日のうちに原稿を書き上げ、紙面を作り直して掲載した次第。次の
週にと思っていたのですが筆が進んでしまうほどの楽しい取材でし
た。もともと「障がい」というものは何だろうと思うところがあり、
ひとつのテーマとして、身体だけではなく知的・精神も含めかなり
話しを聞かせてもらってきているのですが、目が見えることや、耳
が聞こえることが本当に「普通」なのかと考えさせられます。
ハンディとされるものを持っている方々は、別の部分でものすごい
能力が発動されているのです。人間の能力とは、普通では何パーセ
ントくらい使っているのかなと。そんなことも改めて考えさせられ
た次第。長くなりましたがこの週はこんな感じでした。