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2011-11-22 16:37:00

町長の行政報告の中で、置杵牛農産物加工交流施設の指定管理者の取消しが報告された。

 同施設の指定管理者「㈲ファクトリーびえい」は、指定管理者としての継続が困難になったと町に辞退を申し出た。町は11月1日付で指定管理者を取消した。

 

 同施設は当初、石川県の製餡業者が休校となっていた旧置杵牛小学校を活用し事業進出すると進められた。しかし業者は市場変化等を理由に進出計画を撤回した。

 平成2011月、町は国交省認定事業として置杵牛農産物加工交流施設を開設。この施設の指定管理者として「㈲ファクトリーびえい」を指名した。同社は㈱大金(金田道従社長)と町農業協同組合(大西昭男組合長)の2社が出資。美瑛の農作物を加工し製造販売すると開設したが稼働は少なかった。

  

 

同施設の今後の活用について町長は、「農協も加工場を用意してくれないか」との話が以前から来ていた。豆やアンコの加工等、付加価値付けが検討されてきた。「今回、農協もやってみたい、町物産公社も協力するという提案を頂いた」と述べ、「今後の施設の活用は農協が検討する」と報告した。

 

この施設の事業総額は約9千3百万円である。その大半の4千万円は農産物加工の機械導入に費やされている。今後、農協が加工したい品目として、豆やアンコを挙げている。何れもこの施設の装備で十分に対応できる。農協は今までもこの施設の出資者であり、実質的運営会社が撤退しても何も変わることはないのかもしれない。