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2013-06-15 16:11:00

美瑛町美馬牛の美術館「新星館」の前庭は、美瑛軟石のロックガーデン。その庭に初夏を告げる高山植物が咲き競っている。

今が盛りと咲いているのは「クロユリ」の花。その黒というより深い紫色した花は「湿原の貴婦人」と呼ばれるほど気高い。また可憐なピンクの花は高山植物の女王といわれる「コマクサ」。紅紫色の可愛い花は「エゾツツジ」と、高山植物は100種を越える。

同館は人間国宝 島岡達三の益子焼、司馬遼太郎「街道をゆく」の挿入画で知られる須田剋太の油絵。そして新潟の古民家を移植した建物とすべてが一級品の美術館である。オーナーの大島館長がもう一つの魅力に高山植物を加えようと植え続けてきたもの。

美瑛は6月に入って晴天が続いている、クロユリやコマクサの花は雨によってより美しさを増す。一雨欲しい美瑛の丘に、朝つゆをまとった花は美しい。

同館は美術館と庭園の両方で入館料は500円。