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2013-03-09 12:43:00

美瑛町農民連盟(小野寺雅芳委員長)は2日、第65回定期総会を農協3階大ホールで開催した。

 安倍晋三首相がTPP交渉参加に前向きな意向を示していることを受け、総会はまさにTPP交渉参加断固反対一色に化した。

 

 冒頭小野寺執行委員長は昨年の出来秋を総括した後、TPP交渉参加問題を「報道は、安倍首相が聖域なき関税撤廃ではないと報じ、農業者だけの問題のように報じている。TPPは決して農業者だけの問題ではない。医療や保健など、地方が成りゆかなく仕組みだ。またTPPの見返りに、農業生産を約束する条件闘争と云う言葉も出てきた。条件闘争ではなく、我々は断固反対しなければならない」と訴えた。

 来賓の浜田哲町長、徳永エリ参議院議員、佐々木隆博元衆議院議員、竹内英順道議、北口雄幸道議、大西昭男組合長らが祝辞に登壇。全員がTPP問題に触れ、何としても阻止すると反対を表明した。

徳永議員は「絶対に負けません。安倍首相が表明しても、私達は北海道のため阻止します」と力強く宣言し、「佐々木隆博さんに何としても永田町に戻ってきて欲しい、帰ってくる日まで頑張る」と付け加えた。

佐々木元議員は「TPPが導入されたら被害は甚大。条件闘争のように伝えられているが、政府は農業団体の反応を見ている。今が正念場だ」と団結を呼掛けた。竹内道議も「自民党も民主党もない、オール北海道で反対」と断言。北口道議は「北海道には遺伝子組み換え作物の交雑を防ぐ条例がある。ISD条項が発動されれば、条例も吹っ飛んでしまう」と反対を表明。大西組合長も「農家をいかに守るか、農連と力を合わせて闘っていく」と、力強く表明した。