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2012-08-31 12:37:00
今、水沢の畑でトウモロコシの収穫が最盛期を迎えている。
水沢地区の11戸の農家で「水沢スイートコーン研究会」を結成、個々で出荷していたトウモロコシを共同出荷し産地化を目指している。そのため農業技術研修センターや普及センター、農協等の協力を得て栽培技術の習得に努力してきた。
栽培しているトウモロコシは「スイートコーン ゴールドラッシュ」。生で食べられるほど皮のやわらかい黄色のトウモロコシで食味は極上である。
研究会の矢野司さん宅も今が収穫の真っ盛りである。
家族と高齢者事業団からの作業員らが、早朝から手作業でトウモロコシを収穫する。その収穫したトウモロコシを26本と30本ずつコンテナに詰め、農協倉庫に運び込む。新鮮さを維持するため作業は常に時間との勝負。作業場はコンテナに詰める本数を間違わないよう、会話は少ない。午後4時に農協の受付が終る、それまでに採ったトウモロコシの搬入を終えなければならない。
黙々とコンテナを積み込む矢野さんに、「メロンに勝る甘さと聞きますが…」と水を向けると「間違いなく美味しいです」と断言、笑顔が返ってきた。
水沢スイートコーン研究会の栽培する「ゴールドラッシュ」は、8月上旬から出荷が始まり9月中旬まで続く。収穫は品温の低い朝方とし、収穫後も品温を上げない。雨降りの収穫は丁寧に布で拭き取り箱詰めするなど、出荷ルールは厳しい。今期研究会の栽培面積は約19㌶。反当り収量は2500本~を見込んでいる。