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2012-07-28 13:00:00

十勝岳の平穏と町の発展を願う「那智・美瑛火祭り」が24日、美瑛町で開催された。

すっかり闇の降りた円山公園の頂から、白装束に烏帽子姿の若者ら約40名が、赤々と燃える大松明(だいたいまつ)を抱えて「オーリャ、オーリャ」の掛け声も勇ましく降りてきた。勇壮な調べが流れる広場で待ち受けた観衆は、燃え上がる炎に祭りの荘厳さを垣間見た。約150㌢、重さ約40㎏の大松明の炎が主役である。

まず慈光園へ向う。お年寄りらが見守る中で12本の大松明が炎をあげて舞い踊る。また神社まで約500㍍も沿道を埋めた観衆のフラッシュと声援を浴び、炎は一層燃え上り勇壮に練りあるいた。

美瑛神社では新たな大松明12本に火をつけて、今までが肩慣らしであったかのように大松明を振り回す。境内を埋めつくした観衆は飛び散る火の粉を浴びながらも、燃え上がる炎に魅入られていた。

火祭り実行委員会の堀内俊彦委員長は「昨年から作ってきた24本の松明をきれいに燃やすことが出来ました」と感無量の表情。「来年も頑張りますので声援を宜しくお願いします」「火祭り最高ですね」と結んだ。