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2012-03-16 16:24:00
北町3丁目に22年10月開設した就労継続支援B型事業所「丘のまち停車場」は、障害者自立支援対策推進事業の助成を受け、通年作業が可能となるハウス栽培施設を新設した。
同所を運営するNPO法人「ウイングサポート」(千葉光如理事長)は、昨年隣接する150坪の土地に冬場でも稼動できるスーパーハウスを建設。高設土耕栽培システムを導入し花や野菜の通年栽培が可能な体制を整えた。
そして1月から、栽培に関する研修や機器の操作方法を学んでいた。
当面栽培する野菜はレタスとサンチュを予定しており3月12日、今まで育苗してきたレタスとサンチュの苗を栽培ベンチに定植した。今後順調に育てばサンチュは1ヶ月、レタスは2ヶ月程度で収穫できる。
この施設で栽培した野菜は、施設通所者の食材として、また施設の運営する「丘のまち食堂」で提供する。ただ将来は安定した良質な野菜を栽培し、市場に販売することも視野にある。
千葉理事長は今回の事業を「期待と不安で一杯です」と語り、「丘のまち停車場の新たな挑戦を温かい目で見守って頂ければ…」と胸の内を明かす。
就労継続支援B型事業所「丘のまち停車場」は、「今後も増えることが予測される通所者が、季節を問わず安心して働ける場、その環境を整えたい」と、施設の営む「丘のまち食堂」に、新たに働く場所として「ハウス栽培施設」を装備に加えた。