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2013-07-20 10:59:00

 黄色く色づき始めた小麦畑に、神社の太鼓が響いた。北瑛地区で15日、明治神社の例大祭が行われた。

 

例大祭に合わせ神社総代は、大鳥居のしめ縄を真新しいものと取り替えた。

このしめ縄は事前に総代が用意するのがこの神社のしきたり。この地域では男性は65才になると全員が神社総代となる。後継者に仕事を任せ、地域の為に尽くす。総代は神社に集い、例大祭の準備を行う。その大事な役割の一つが、神社大鳥居に下げる大しめ縄づくりである。

しめ縄づくりを行ったのは3日前、その材料となるスゲは、総代が夏場に青刈りしたスゲを乾燥させたもの。俵を編む要領で編んでいく。編んだスゲを丸めて、3本併せて一本の大しめ飾りに仕上げる。この3時間余りの作業に総代全員が汗を流して大鳥居と社務所前、そして短めのしめ縄を山神と地神用に編み上げた。

 

例大祭の会場に飾られる供物、地域で採れた農作物や花々。飾り方を確認しつつ、祭典の始まりを待つ総代の姿は、みな満足気であった。