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2018-09-11 08:16:00

9月8日号、1919号は少し遅れて発行

 

ご存知の通り北海道胆振東部地震。驚きました。

有珠山噴火の時もそうですが、以前、胆振・日高方面の公的機関の

広報誌を担当していたことあり、かなり取材で通ったことのある地

域。被災地の方々には、心よりお見舞い申し上げます。

美瑛も午前3時頃に揺れを感じて目を覚ましたのですが、その前に

午前2時頃、仕事をしていてそろそろ寝ようかと思ったところ窓の

外が急に光り、間をおかず大きな雷。雨が降っているわけでもなく、

不思議に思っていたのですが、天と地と何か関係があったのかなと。

美瑛は地震動による被害はなかったのですが、未明からの停電が

たいへんでした。早朝からコンビニやスーパーは行列。カセット

コンロ用のガスボンベやランタン、電池などがないと、緊迫した

表情の方々を多く見かけました。当紙も電気がないと部屋にいても

仕方ないので自転車で町内をうろうろ。色んな話しを聞くことが

できました。停電はすぐには回復せず6日は夜は町中が真っ暗。

星はすごくきれいでしたが、皆さん不安な夜を過ごしたようです。

当紙6日は印刷日だったのですが、原稿の仕上げができず手書きで

準備。水道やプロパンガスは出るし食料も十分。ガスランタンもあり、

数日は生活には困らない状況でしたが印刷できないのが困ったもの。

早いところでは7日未明に電気が復旧したところもありますが、

当紙は7日午後5時にようやく復旧。それから急いで新聞を仕上げ、

明け方に印刷。発送準備や折る作業などもあり、8日午後に1日遅れで

出来上がり配達に奔走した次第。号外のような慌ただしさの中で仕上

げた内容は次のような感じ。

●北海道胆振東部地震特集。美瑛町内の動向

 全戸停電。まちから灯りが消えた日

 ・食料品やガソリンをはじめ町内店舗に朝から長蛇の列

 ・電気が使えない状況に困惑。充電スペースに多くの町民

 ・先行きの見えない長引く停電に「まだなのか」と住民も苛立ち

●風評被害などの影響も危惧。停電で町内経済が一時停滞

●公式ツイッターは半年以上も放置

 停電で露呈した町の未熟な情報発信力

●ヤフーハックキッズキャンプ/●小学生がジャズ演奏を鑑賞

●詩集体験教室くるみボタン作り/●町GB連合会長杯

●美瑛中吹奏楽部、北海道吹奏楽コンクールで金賞

                その他もろもろ

地震特集、当初は予定していたフロントページ1ページの差し替え

でと思っていたのですが、取材時間があったことでいろいろと

欲が出てしまい、2ページ差し替えとなりました。

おかげで時間はかかってしまいましたが、一般町民は町内の状況が

あまり伝わっておらず、新聞を出してくれてよかったと声をかけて

もらい情報発信は大事だなと改めて感じました。かなりたいへんで

したが…。停電の間、情報を持っていると思われているのか、携帯

電話もひんぱんにかかってきて、ふと見るとメールも溜まっている

状況。充電を心配しながら対応していましたが、多くの方々が情報

不足で先行きも見えず、不安だったんだなあと。

災害時の教訓にしておきたいと思います。早く電気が復旧したとこ

ろの方から、うちで仕事していいよと声もかけてもらうこともあり、

ありがたい限りです。こういう助け合いはうれしいもの。

美瑛町内は、8日には電気は完全に復旧し、コンビニやスーパーは

品薄状態ですがほぼ通常の生活に戻っています。厚真町をはじめ、

被災地のできるだけ早い復旧をお祈りします。