インフォメーション

2011-12-24 13:39:00

病院事業の経営に関する重要事項を審議する町立病院審議会が1221日、役場2階会議室で開かれた。

審議会は青嶋明博会長が7月から農業委員会の会長に就任、欠員となった会長に川崎章道氏を選出した。病院審議会の会長は公益を代表する審議員の中から選出される。新会長となった川崎氏は今まで住民代表の立場だったが、今回農業委員会からの推薦を受けた公益団表として会長に就いた。

また、欠員となった住民代表審議員に小野寺雅芳氏が選任された。

 

議案は報告事項の23年度上半期の事業報告。

事務局の説明では昨年減員となった医師の補充が出来ず入院患者が減少。事業の根幹である医業収益が前年差△5587万円、前比81.9%と大きく落ちた。

また、患者数の減少で事業費も落ちるが、医師不足を補う経費が増加し医業費用は前年97.9%に留まる。

医業外収益に町からの補助金1億3000万円(前年より7000万円増)を計上して、事業会計はやっと前年比101.9%、1059万円の黒字となった。

病院管理者の浜田町長も、利用患者数減の要因を、どう考えるのか分析を求める。

 

12月度、町広報に平成22年度町立病院の決算報告が載った。「病院会計の収支はこれまでの累積欠損金3439万円を解消し、利益剰余金6570万円となりました」と報じている。

しかし、ここ数年町立病院の利用者は減ってきている。診療現場は医師不足からくる勤務の厳しさを訴えているが、収支を考えれば早急に患者数の回復を計る必要がある。また並行して患者数に見合う医師の確保が急務でもあることは言うまでも無い。

収支バランスのとれた病院運営が今後も求められている。