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2012-02-05 10:33:00

2月5日・日曜の朝9時美馬牛地区の住民が、万が一の被災時に避難所となる美馬牛小学校の体育館に集まった。

 「美馬牛地区防災研修会」は、美馬牛小学校PTAが主催。町役場や消防署が協力、地域住民ら約百人が参加した。

 同校PTAの平山智視会長は「昨年は大震災、美馬牛でも浸水や通行止めなど災害が発生した。学校は避難所でもあり、万が一の時を思い相談していたら、今回の研修会となった」と挨拶。

 研修は役場総務の今野聖貴係長が、「美瑛町の防災計画と十勝岳火山総合防災計画について」講演。大雨で河川が氾濫した時に備えて作られたハザートマップ。いざという時に備え、地域の指定避難場所や、避難の心得等を確認して欲しいと呼び掛けた。

 美瑛消防署次席の今野明氏は、「美瑛町の災害について」講演。直近では昨年の7月の大雨被害や9月の集中豪雨。地域の美馬牛川の氾濫や農作物の被害など、災害の模様を生々しく再現した。

また東日本大震災時、緊急援助隊として石巻市に赴き活動してきた、美瑛消防署次席の西尾章氏が被災地での活動を映像と共に体験を語った。

 

 また、会場では「想定する受入れ人数は何人?事前に準備することは…」「防災無線が古くなってきている、更新時期は…」「学校からの避難方法は」など、災害が起きたとき、何をすれば良いか、災害がごく身近な問題として質疑された。

 参加住民からも「災害時の通信のあり方」を解説し、災害用電話「伝言ダイヤル」の活用が呼びかけられた。

 最後に非常食を試食。パンや白米、豚汁、雑炊と参加者らは万が一の被災者の食を体験。参加者の一人は「災害時に備えて何をするのか。準備の重要さを認識できた」と話していた。