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2013-03-30 16:35:00

美瑛消防署に27日、新型消防車が配備された。

この消防車は「キャフス」と呼ばれ、水・消化剤の混合液にコンプレッサで圧縮空気を送り込み、消火泡を作り出し放水する。

従来の消防車と違い水に消火薬剤と空気を加えて消火するため、放水された泡は可燃物に付着して広範囲に冷却し消火する。そのため消火効率が向上し、従来の水だけの消火に比べ大幅に少ない水量での消火が可能となる。学校やビル、山火事など大規模な火災での水不足の解消、水損被害の軽減などが図られる。また使用する泡薬剤は天然系薬剤であり環境に優しいもの。

 

美瑛消防署は今回大型水槽車「黎鵬」の更新車輌として、キャフス装置付きポンプ車を導入した。大雪消防組合では始めてで、まだ道内でも数台しか導入されていない。早速、消防職員が放水手法を確認するなど訓練を始めている。